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『ceramic delight』

小川文子/鈴木まどか/田辺桂/田中大輝 高岡千鶴 /平井秀/山極千真

2011.4/30(土)〜5/4(水) 11:00〜18:00




Alternativespace Ivory × 温泉旅館 山田別荘による企画です。
京都の若手陶芸作家の作品展を、ギャラリーと旅館の二カ所で同時開催致します。
作品に振れることの喜びを体験しにお越し下さい。

山田別荘 〈大分県別府市北浜3-2-18〉
http://yamadabessou.jp/


アーティストパーティ
「うつわのつどい」
■日時 5月4日(日) 19:30〜
■会場 湯布院 ログハウス『トムソーヤ』(大分県由布市湯布院町川北586−3)
■参加料 1000円

参加作家詳細
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ZONO展『Under garden』のレビューです。


ZONO展『Under garden』PV




日本画の岩絵具のテクスチャーを活かした画面。
風景の作品のモチーフは全て京都の街のようです。







風景のような、精霊のような、人のような、機械のような。様々な見え方がする作品です。



おまけ ムーンウォークの練習をするZONOさん。



会期中ギャラリーに訪れたお客様と、気さくに交流していました。
ご来場ありがとうございました!
2/6 展覧会初日、オープニングイベントとしてアーティストトークが行われました。


ー作品について

藤野:ZONOさんの作品は岩絵具のテクスチャーとモチーフへの距離感が独特です。

ZONO:一番大きな作品は京都の『狐坂』という坂からの風景を、スケッチを重ねてつくりました。
僕は、そうして日頃自分の中にストックされている風景を画面に起こしています。

藤野:人間と風景が地続きの存在のように扱われていますね。



藤野:日本画というジャンルについて教えて下さい。

ZONO:一般には、岩絵具を使って描かれた絵画のことを日本画と呼びます。
そして様々な画壇、団体があります。僕が住んでる京都にも『〜会』といったものがあります。
僕はそこに在籍してはいませんが、自分のペースで、制作をしています。

藤野:今は日本画、というだけで閉鎖的なイメージがありますよね。

ZONO:確かにそれはあります。僕も最初は(日本画の)良さがわからなかった部分がありますが、岩絵具を使い始めてから徐々にわかるようになってきて...でもそれって日本画をやっている皆、そうだと思うんです。
だから日本画をやっている人間同士は共有し易いものがあるんですけど、僕はそれとは別の部分で絵を楽しみたいという気持ちがあって。

藤野:zonoさんの作品には、ある種の軽やかさがありますよね。
それはたぶん従来の日本画会のグダグダ感、だとかそういったところを向いてるんじゃなくて、何と言うかもっと根源的な部分。作家の持つ自然観ですかね。
無機的と有機的な部分が入れ替わるような、解体と再解釈。

ーアートの役割とは

藤野:これまで『アート』には沢山の細分化されたカテゴライズ、呼び名が生まれてきました。
『日本画』もそのひとつで、その細かなカテゴライズが意味を持っていた時代は確かにあったのですが、実際にはとっくに終わっていると思うんです。
その中でアートが存在していくのに重要な要素は、目に見えない部分である『価値観の更新』 だと思っています。

ZONO:成る程。

藤野:自分の中で今まで使われていなかったアンテナがパカって開く瞬間、みたいな。そういったもの。


ZONO:素材、ツールに固執して守られるものは特に無いと思います。名前にはこだわってないですし。ツールを権威的にして他との差別化を計ろうとした歴史もありますよね。


藤野:それってアートの外から見れば野球ファンが巨人好きか阪神好きか、ぐらいの差なので。かなりどうでもいい。
形式のみの更新では、思想が蓄積されません。媒介となるものは『もの(作品)』であっても軸にあるのは目に見えない部分、価値観の更新であるべきです。
日本の中で思想の伴わない形式は、アートだけでなく産業だとか、様々な面に表れています。自分たちスタンスを築いていく為には、単発のイベントのようなものだけではいけない。

僕は、作品は漫才における『フリ』みたいなものやなぁと思ってます。上質な『フリ』には、どれだけ面白いツッコミが産まれるかの装置としての役割がある。
想像力が劣化に向かう中でどれだけ想像力を喚起させることが出来るのか。

ZONO:絵をみることはとてもエネルギーの要ることで、今はそれをしなくても簡単にイメージを消費出来る時代ですよね。

藤野:作品は作家の目線、価値観です。ZONOさんの作品には自然への、あるいは人間への想像力が見て取れます。

ZONO:『ファンタジー』とか、そういう言葉が僕は好きで。ちょっとわかりづらいですけど、ディズニーランドみたいな絵を描きたいんです。そこにいる時だけいつもと違う幸せがあるような...

ー今後の活動

藤野:時代に対してリアリティのある価値観をことばで、行動で、作品で示していくことが出来たらと思います。なので展覧会も、イベントでのトークも、Ivoryの企画運営も、全て僕の作家としての活動です。

ZONO:今後もスケッチを続けていきたいです。またそれが溜まって凝縮されたら描く、といった繰り返しですね。





現在進行中の作家の声が聞けて、作品もトークが始まる前と違った見え方がするようでした。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

ZONO exhibition『Under garden』
2011.2/6〜2/18. 11:00〜18:00



京都在住の若手日本画家、ZONOさんの個展を行います。
初日にはAlternativespace Ivory代表の藤野真司との対談を予定しております。
是非お越し下さい。
アーティストトーク:2月6日 17:00〜
会場:Alternativespace Ivory
入場無料

ZONO
1989年生まれ 大阪出身、京都在住
都市や怪物などをモチーフに日本画のテクスチャーを活かした作品制作を行う。
劇的帰宅集団『kaellows』のメンバー。

ZONOhttp://yukiundergarden.tumblr.com/
kaellows(カエロウズ)http://kaellows3.jimdo.com/

11/6、京都のコンテンポラリーダンスのカンパニー『suger and salts』の日置あつしさん主催で、「キョウト コンテンポラリーダンス エクスチェンジ フェスティバル ちょっとそこまで in 由布院」という交流会イベントを行いました。
日置さんは京都で、様々な場所からコンテンポラリーダンサーを呼び交流するイベントをされていて今回は別府のダンサーと交流してみたいという事でIvoryと共同で企画することになりました。
あまり最初から型にはまってしまわずに、ゆるい雰囲気で交流を深めて行きたいという事で、Ivory代表の藤野の実家、由布院のログハウス『トムソーヤ』というペンションを貸し切って行いました。
ログハウスでのおいしいものを食べながらの交流会、アットホームな雰囲気のとても良い交流会となりました。写真はイベントの様子です。





ジャンベを叩いて演奏しているのが日置さん、踊っているのは京都の『e-dance』というダンスカンパニーの"今村逹紀"さん。
森に囲まれたログハウスにジャンベの音が響きます。





こちらは別府在住のクラシックバレエのダンサー"紅子"さん




今年8月の藤野真司展のオープニングでパフォーマンスしてくれたUBrainWorkers改めmindodgemの代表 渡部裕太さん。


宇佐のギタリスト安部和也さん。



最期は日置さんの希望で日置さん、阿部さん、今村さんの3人で即興パフォーマンスを見せてくれました。



今後も様々な土地で行われる予定のエクスチェンジフェスティバル、次回も楽しみですね。
今回生まれた繋がりは、また色んな場所でかたちを成していくはずです。
出演者の皆さん、素敵な時間をありがとうございました!
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